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皆さんこんにちは!
株式会社E‑TEC、更新担当の中西です。
さて今回は
電気工事のあれこれ~感電防止~
感電は「高圧だけが危ない」ではありません。100V/200Vでも条件次第で致命的になり得ます。要は電圧×通電時間×人体を流れる経路と作業環境。本稿は、現場で今日から徹底できる“型”に絞ってまとめます。各社の安全基準・法令・元請基準に必ず適合させて運用してください。
原則停電:活線作業は最終手段。
無電圧の確認は“三動作”:
①テスター自己確認 → ②対象回路で無電圧確認 → ③再び既知の活線でテスター再確認。
隔離・施錠・表示(LOTO):遮断→エネルギー隔離→ロックアウト・タグアウト→鍵管理。
短絡接地:必要な設備では短絡接地具を確実に装着。
養生と立入管理:充電部は絶縁カバー、作業区画は立入禁止で二重化。
電気的条件:電圧、残留電荷(コンデンサ・UPS)、漏電の可能性、逆潮流。
環境:湿潤(雨・結露・洗浄)、狭隘姿勢、金属粉塵、足元の導電。
機器状態:絶縁劣化、端子の弛み、仮設配線、老朽盤。
系統構成:二重給電、非常電源、太陽光・蓄電池の自立運転。
人的要因:焦り・疲労・思い込み・複数班の同時作業。
→ リスク高は停電前提、中は隔離+遮へい強化、低でも確認を省略しない。
作業範囲の定義:図面に蛍光ペンで“境界”をマーキング。
遮断・隔離:主幹/分岐の遮断→誤投入防止の施錠→タグ。
無電圧確認(三動作):必ず適合した検電器/テスターで。
短絡接地・養生:高圧・受変電は短絡接地、低圧でも露出部は絶縁カバー。
作業許可:責任者のサインで着手。復電の合図系統を事前取り決め。
復電前の点検:工具置き忘れゼロ、端子締結トルク、カバー復旧、警告札回収。
試運転:単独復電→計測→段階的に負荷投入。立ち会いで音・におい・温度を確認。
選定:対象電圧・周波数・直交波(インバータ出力)に適合。
自己確認:作業前に必ず既知の活線で点灯/数値確認。
接触手順:片手操作を基本に、端子へ確実接触。非接触型は補助用途。
校正・点検:定期校正/電池残量/リード破断の有無を点検。
三相回路:相順確認を忘れず、異常時は復旧前に原因特定。
絶縁手袋:規格適合・耐圧クラスを選定、インナー手袋併用で汗対策。
絶縁靴/長靴、絶縁マット:湿潤環境・屋外は必須。
フェイスシールド/保護眼鏡:遮へい+開閉器操作時は常用。
耐アーク衣:高エネルギー回路や開閉操作では検討。
絶縁工具(VDE 等):ドライバ・ペンチ・トルクレンチを絶縁仕様で統一。
梯子・足場:FRP梯子を基本、金属梯子は活線近傍で不可。
主幹を落として母線に絶縁カバー、盤内は工具・部材の置きっぱなし厳禁。
ジョイントは圧着後の引張確認、端子は規定トルクで二度締め。
漏電遮断器の適正、防雨ボックスとアースを確実に。
ケーブルは接地面から浮かせ、水たまり・ゲリラ豪雨を想定した取り回し。
停電計画→短絡接地器取付→立入管理。
誘導電圧・容量性残留電荷に注意、検電棒は該当電圧器を使用。
PVは日照で常時起電:遮光カバーと端子の短絡防止。
蓄電池は残留電圧・化学的リスクに留意、メーカ手順を厳守。
EV充電器は接地抵抗・絶縁監視を確認し、通電試験は立会いで。
二重給電・UPSの逆給電に注意。片系停電でも背後から通電し得る。
コンデンサの放電時間を手順書に明記、待ち時間を守る。
5分停止ルール:不明点が出たら一旦手を止め、復唱・指差呼称。
メンバー固定:日替わりメンバーは誤投入の温床。責任分担を明確化。
工具の見える化:数入りトレーで持出→返却を可視化(置き忘れゼロ)。
熱中症・疲労管理:WBGTや休憩時刻を時刻固定で運用。
電源遮断(可能なら遠隔・ブレーカ)。
絶縁物で接触解除(素手で触れない)。
119通報/AED手配、心肺蘇生を直ちに開始(訓練者がいれば交代)。
二次災害防止:立入禁止・復電禁止・現場保存。
※日頃から救命講習と模擬訓練を。
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